大学基準協会公式note

大学の評価を行っている公益財団法人大学基準協会の公式アカウントです。「もっと身近に」「…

大学基準協会公式note

大学の評価を行っている公益財団法人大学基準協会の公式アカウントです。「もっと身近に」「もっとわかりやすく」をモットーに、大学のことや私たちの取組み等を発信していきたいと思います。

マガジン

  • 大学の特長、ココにあり!

  • 1000分の1の出会いのために

    数多ある大学の中から、将来を夢見ながら、興味・関心や条件などで志望校を選んでいく。それは、輝かしい大学生活に向けた「はじめの一歩」である…このマガジンでは、大学の裏側にも迫りながら、受験生の「大学選び」のヒントとなる様々な情報をお伝えしていきます。受験生以外の方にも、イマドキの大学選びについて考えるきっかけになれば幸いです。

  • JUAA職員によるブックレビュー

  • 3分で知る!大学の今

    社会や経済が急激に変化する中で、大学における教育研究のあり方も大きく変化しています。「3分で知る!大学の今」と題した本マガジンでは、評価を通じて多くの大学を見て来た大学基準協会職員が、変化する大学の「今」をわかりやすくお伝えしていきます。

  • 基準協会コラム

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大学の特長、ココにあり!

くわしく見る

東北福祉大学における、高校から大学への橋渡しとなる「リエゾン教育プログラム」|大学の特長、ココにあり!#21

今回取材する取組みについて本協会の大学評価では、以下のように評価し、「長所」として取り上げています。 お話しいただく方  東北福祉大学の設立の経緯と建学の精神・教育理念について――まずは、東北福祉大学の設立の経緯について、建学の精神も踏まえて教えてください。 学長 千葉公慈先生(以下、「千葉(公)」(敬称略、他の方も同様):東北福祉大学は、1962年に曹洞宗の教えのもとに創立された大学です。本学は1875年に前身である曹洞宗専門学支校が創立されて以来、「行学一如(ぎょう

大東文化大学における学生、大学、企業、三方よしの「インターンシッププロジェクト」|大学の特長、ココにあり!#20

今回取材する取組みについて本協会の大学評価では、以下のように評価し、「長所」として取り上げています。 お話しいただく方  大東文化大学の設立と教育理念について――まず初めに、大東文化大学の設立の経緯を、建学の精神なども踏まえて教えてください。 細田(敬称略):本学は、財団法人大東文化協会によって、1923年に設立された、大東文化学院を前身とする大学です。設立当時の大正末期は、西洋の文化を取り入れようとした時代でしたが、大東文化学院は西洋文化と東洋文化、特にアジア圏の文化

岐阜聖徳学園大学における体験型教員養成プロジェクト「クリスタルプラン」を通じた教職教育|大学の特長、ココにあり!#19

今回取材する取組みについて本協会の大学評価では、以下のように評価し、「長所」として取り上げています。 岐阜聖徳学園大学の設立と教育理念について――はじめに、貴大学の設立の背景や経緯などについて教えてください。 秋山(敬称略):本学は、1972年に聖徳学園岐阜教育大学として創立されました。戦後の高度成長期において、「人を育てる」営み、すなわち教育学部を有する大学の設立に向けて、岐阜を中心とした仏教界の方々が動かれたという話を聞いております。設立当初は、教育学部のみの単科大学

大分県立芸術文化短期大学における学生主導の多様な地域貢献活動の展開|大学の特長、ココにあり!#18

取材にあたって 大分県立芸術文化短期大学は、「県内唯一の公立短期大学として、県民の要望と期待に応える高等教育を推進する」をはじめとする5つの教育理念を有し、それらを達成するために、地域とのつながりを大切にしながら様々な活動を展開しています。今回は地域の活性化や国際交流の促進につながる「サービスラーニング」と、地域貢献とキャリア教育の両面における有意義な取組み「アートマネジメントプログラム」についてお話を伺いました。 今回取材する取組みについて(2022年度「大分県立芸術文

1000分の1の出会いのために

数多ある大学の中から、将来を夢見ながら、興味・関心や条件などで志望校を選んでいく。それは、輝かしい大学生活に向けた「はじめの一歩」である…このマガジンでは、大学の裏側にも迫りながら、受験生の「大学選び」のヒントとなる様々な情報をお伝えしていきます。受験生以外の方にも、イマドキの大学選びについて考えるきっかけになれば幸いです。

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オープンキャンパスで、大学を肌で感じよう!【静岡県立大学編】|1000分の1の出会いのために #2

 このマガジンの第1回目の記事で、大学を選ぶためには、広い視野を持ちいろいろな情報にあたり、比較検討してほしいことをお伝えしました。大学を知る方法の1つとして「オープンキャンパス」が挙げられますが、オープンキャンパスに行くとどのようなことがわかるのでしょうか。そして、大学は受験生に何を伝えたいと考えているのでしょうか。  今回は、静岡県立大学国際関係学部のオープンキャンパス(2024年8月9日(金)開催)についてご紹介します。地震の影響で現地取材がかないませんでしたが、後日

大学を知ることから始めよう!|1000分の1の出会いのために #1

1000の大学があれば、1000の校風・特色がある 2024年7月現在、国内には約800の大学、約300の短期大学があります。大学はそれぞれ設立の理念や建学の精神を踏まえ、独自の校風を醸成してきました。1000校の大学があれば1000の校風、特色があります。  大学を選ぶ際は、「将来看護師になりたいから看護学部のある大学」「心理学に興味があるから心理学を学べる大学」「自宅から通える国立か公立大学」などと考えながら、志望校を絞っていくと思います。では、どの段階で第1志望が決

JUAA職員によるブックレビュー

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『文系と理系はなぜ分かれたのか』【ブックレビュー#42】

はじめに みなさんこんにちは、総務部総務課の椹木です。突然ですが、みなさんはご自身のことを「文系」だと思いますか?それとも「理系」だと思いますか?私は「超」の付く文系人間で、小学生の段階ですでに「自分は文系だ」と思っていました。多くの高校では、2年生あるいは3年生に進級するにあたって、文理を選択することになりますが、私は一考の余地なく文系クラスに進み、「もう数学を一生やらなくていいんだ…!」と無邪気(何も考えず)に喜んでいたことを覚えています。  と、このように、日本では文

『何者』【ブックレビュー#41】

 2度目の登場となる、総務部の馬場と申します。アカデミックな書籍の紹介は他の職員に任せるとして、私は前回に引き続き、今回もフィクション(小説)をご紹介したいと思います。 【就職活動で露呈する脆さと「痛さ」】 今さらながらの超有名作です。第148回直木三十五賞受賞作。著者の朝井リョウ氏が戦後最年少での受賞ということもあって、文学界を飛び越えて巷で話題になった記憶があります。ですが、すみません、私は読んだことがありませんでした。お恥ずかしい。  本作は就職活動の仕組みや大変さ

『アメリカとの比較で見るリカレント教育』【ブックレビュー#40】

 みなさまこんにちは。評価第1課の市川と申します。 昨年より総務企画課から評価第1課に異動し、評価に関する業務は2年目になります。  本協会にある書庫を眺めていたところ、こちらの書籍が目に留まり、手に取ってみました。  昨年度は文部科学省の中央教育審議会大学分科会大学院部会を何度か傍聴する機会があり、人文科学・社会科学系の大学院教育改革について議論がなされる中で、リカレント教育やリスキリングの重要性を説くとともに、日本ではなかなか根付かないことへの懸念等について意見が交わさ

IDE 現代の高等教育 No.346「『大学の自己評価』を評価する」【ブックレビュー#39】

 こんにちは。企画・調査研究課の加藤と申します。私は、評価事業の企画などを担当しています。 今回は、こちらの雑誌を取り上げました。 ※「IDE 現代の高等教育」は、IDE大学協会(大学を中心とする日本の高等教育の充実・発展に貢献することを目的とする任意団体)が月例で発行している冊子です。各月で取り扱うテーマが異なり、高等教育業界でのトレンドや関心ごとを取り上げています。 はじめに 大学設置基準の改正により、大学の自己点検・評価が努力義務化されたのが1991年であり、複数の

3分で知る!大学の今

社会や経済が急激に変化する中で、大学における教育研究のあり方も大きく変化しています。「3分で知る!大学の今」と題した本マガジンでは、評価を通じて多くの大学を見て来た大学基準協会職員が、変化する大学の「今」をわかりやすくお伝えしていきます。

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変わる!つながる!高校教育・大学教育・大学入試~高大接続改革の取組み~|3分で知る!大学の今 #6

高大接続改革~「確かな学力」を身に付けるために~ 今から10年前の2014年、これからの時代を生きる若者が豊かで幸せな人生を歩めるよう、文部科学省の中央教育審議会*では、高校教育、大学教育、そしてそれらをつなぐ大学入試の改革を進める必要性を「答申」で示しました**。この答申は「高大接続改革答申」と呼ばれていますが、ここに、「確かな学力」を身に付けるための教育を小学校から大学まで一貫して行うよう、方策が示されています。 *中央教育審議会:文部科学省に設置された日本の教育につい

大学による「就職支援」ビフォー・アフター|3分で知る!大学の今 #5

「就職課」が「キャリアセンター」に変わったのはなぜ? 大学院に進学する人などを除いて、多くの大学生は在学中に就職活動を行い、卒業後に社会に羽ばたいていきます。その際、学内で学生の進路選択や就職活動に関してさまざまな支援をしてくれるところが「キャリアセンター」です。1990年代ごろまで、就職を支援してくれるところは「就職課」などと呼ばれていましたが、現在では「キャリアセンター」「キャリア支援課」など、「キャリア」を冠しているところが多いようです。いつ、どういった目的で変わった

「三つのポリシー」から見える、大学の個性・特徴|3分で知る!大学の今 #4

まず、三つのポリシー(方針)を知ろう! 今、どの大学でも「三つのポリシー」を定めていることは、ご存知でしょうか? 三つのポリシーとは、①学位授与方針、②教育課程の編成・実施方針、③学生の受け入れ方針の総称です。  何だか難しそうな名前ですが、以下に、それぞれの方針をわかりやすくご紹介します。 ①学位授与方針→ディプロマ・ポリシー(以下DP)  三つのポリシーの要であり、大学が学生にディプロマ(=学位)を授与する上で、学生に身に付けることを求める知識、技能、態度といった、学

「学ぶ」と「働く」をつなぐ―大学におけるPBL|3分で知る大学の今 #3

「PBL」とは? 突然ですが、クイズです!  教育の用語で、「P」で始まるアルファベット3文字の言葉と言えば、何でしょう?  多くの方は「PTA」を思い浮かべるかもしれませんね。では、「PBL」という言葉はご存知でしょうか? PBLとは、「Project(またはProblem)Based Learning」の略語で、課題解決型学習などと呼ばれています。学習者が問題を見つけ、解決する能力を身に付ける実践的な学習方法で、近年、大学をはじめ、小・中・高校の教育現場で広く取り入れら

基準協会コラム

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チャータリングとは?アクレディテーションとは?              ~それぞれの歴史からルーツを探る~

 「チャータリング」、「アクレディテーション」。突然ですが、皆さんはこれらの言葉を聞いたことがありますか? 正直申し上げると、私はこの業界に入るまで聞いたことがありませんでした(笑)また、この記事をお読みいただいている方の中には、大学関係者の方もいらっしゃると思いますので、そうした方にとってはアクレディテーションという言葉は馴染みのあるワードかもしれません。  今回私が基準協会コラム#13でご紹介するのは、本協会が実施するアクレディテーションと、歴史的に深い縁で結ばれている

大学の質保証とアフター・ケア―「改善報告書」の変遷を辿って

 大学基準協会(以下、「本協会」といいます。)では、「会員の自主的努力と相互援助によって、わが国における大学の質的向上を図るとともに、大学の教育研究活動等の国際的協力に貢献する」ことを目的として、各種評価を始めとした大学等における教育の質保証活動を支援する取り組みを行っています。「大学の質的向上を図る」ために、本協会が力を入れているものの1つとして、各種評価に対するアフター・ケアの取り組みが挙げられます。  現在、筆者が担当している機関別認証評価(大学評価・短期大学認証評価

本協会の活動と広報誌の役割

 皆さんは本協会の広報誌『じゅあ』を読んだことがありますか? 『じゅあ』は、主に大学関係者に向けて、本協会の活動報告や、本協会役員による巻頭言、高等教育における質保証あるいは教育活動の最新動向等を紹介する記事、編集委員によるブックレビュー等を掲載している広報誌です。年2回発行しており、今春には第70号を刊行しました。  筆者は入局から3年間、『じゅあ』の編集を担当してきました。今回のコラムでは、これまでの『じゅあ』に掲載された内容を辿りながら、本協会の活動と広報誌の役割につい

専門分野別の評価における基準の変遷と伝統

 大学基準協会(以下、本協会という。)では、大学・短期大学を対象にした機関別認証評価のほか、専門職大学院を対象とした専門職大学院認証評価や特定の分野を対象とした分野別評価も行っています。  機関別認証評価が大学・短期大学を包括的に評価するのに対し、専門職大学院認証評価と分野別評価は、教育プログラムを評価するものとして、各学部や研究科等における取組みにフォーカスしており、それぞれの分野の特性に合わせて異なる評価基準を用いています。  これらで用いられる分野ごとの基準は、本協会が