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『教養としての「ラテン語の授業」――古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流』【ブックレビュー#34】
皆様こんにちは。総務部総務課に在籍しております、加々美と申します。2度目のブックレビューで、今回私が紹介する本はこちらです。
「ラテン語」は死語? 本書は、韓国出身で、東アジアで初めて、カトリック教会の司法権の最高機関であるロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士となり、その傍ら、ソウルの大学で教鞭をとるハン・ドンイル氏による著作です。内容は、著者の担当するラテン語講義に絡めて、ラテン語の格言
立命館アジア太平洋大学における多文化環境での学びを成功させる「多文化協働ワークショップ」と「ピア・ラーニング」|大学の特長、ココにあり!#17
取材にあたって 立命館アジア太平洋大学は、開学時に「立命館アジア太平洋大学開学宣言」の中で明示した「自由・平和・ヒューマニティ」「国際相互理解」「アジア太平洋の未来創造」を基本理念とし、留学生の積極的な受け入れなどを通じて、多文化環境における特色ある教育活動を展開しています。
今回はそうした理念を具現化した2つの取組み―多文化での学びを成功させるための初年次必修科目「多文化協働ワークショップ」
大学基準協会 会長インタビュー
大学基準協会 会長/津田塾大学 学長 髙橋裕子先生 略歴
髙橋会長の歩んで来た道――最初に、先生のご専門と研究内容について、教えてください。
髙橋(敬称略):母校である津田塾大学の英文学科では、アメリカ研究に興味を持ち、アメリカの歴史、社会、文化、文学、政治、経済など、アメリカに関することを多角的に学びました。その後、アメリカ研究の先生がたくさんいらっしゃった筑波大学大学院に進学し、提携校であっ