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「大学評価研究所」ってどんなとこ?

 こんにちは。
 今日は皆さんに、「大学評価研究所」についてご紹介したいと思います。
 
 本協会は大学を評価するところというイメージが大きいため、「大学基準協会に研究所があったの?」と驚かれるかもしれません。
 本協会は、より良い評価を目指して、評価活動の傍ら、国内外の大学の評価等に関する調査研究に長らく取り組んできましたが、より一層の強化を図るため、2018年に大学評価研究所を設立しました。

大学評価研究所について

 研究所といっても、オフィスの中にそうした部屋があるわけではありません。
 研究所には、所長のもと、大学に属する高等教育研究者を中心とした30名の研究員(一般研究員、特任研究員、客員研究員)が非常勤研究員として所属しています。
 研究所では、会員校等の利用に供するために、高等教育の動向を踏まえた調査研究を行うほか、研究会・大会の開催や刊行物の発刊などに取り組んでいます。

大学評価研究所名簿

 調査研究を行う際は、特定の研究課題ごとに部会を設置し、特定の研究課題ごとに部会を設置し、通常1から2年ほどかけて調査研究を実施したのち成果をとりまとめ公表しています。現在取り組んでいる調査研究は以下の2つです。 

・「教学マネジメントに関する調査研究」
それぞれの大学の属性に即した教学マネジメントのあり方を調査するとともに、大学が自らにふさわしい教学マネジメントを確立するためには何が必要なのか、各種のツールだけでなく教職員の意識を高めるために有効な手段を含めて検討しています。

・「学士課程教育における現代社会で求められている課題に対応する能力育成に関する調査研究」
現代社会で求められている課題に対応できる能力の育成に関して、国内外の各大学を対象とした調査研究を行ったうえで、時代に応じて大学が自律的に新しい教育設計を行える学士課程のあり方を調査研究しています。

 こうした調査研究の成果は、評価システムの充実・改善にも役立てられています。例えば、現在、本協会では2025年度からの認証評価の新しいサイクルに向けた準備を進めていますが、そこには、2019年度~2021年度にかけて実施した「達成度評価のあり方に関する調査研究」と「効果的オンライン教育のあり方と評価基準・視点に関する調査研究」の成果も参考にしています。 

「達成度評価のあり方に関する調査研究報告書」はコチラ

「効果的オンライン教育のあり方と評価基準・視点に関する調査研究報告書」はコチラ

おわりに

 このように、大学評価研究所では、高等教育の世界的な動向や政策などを踏まえた調査研究を行っており、本協会の評価システムの改善に役立てるとともに、大学にもその成果(報告書)を還元し、大学改革に役立てていただくことを期待しています。
 公開研究会や大会は会員校限定のイベントとなっていますが、報告書はホームページからどなたでも閲覧できますので、ぜひご覧ください。
また、研究所の学術紀要である『大学評価研究』も年1回のペースで刊行し、一般に販売するとともに会員校にお届けしています。刊行後一定期間経過した号は、本協会ホームページからご覧いただけますので、大学職員の啓発を目指して刊行している『大学職員論叢』と併せてご一読ください。
 
「大学評価研究」及び「大学職員論叢」はコチラ

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