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JUAA職員によるブックレビュー

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#読書感想文

JUAA職員によるブックレビュー#20

JUAA職員によるブックレビュー#20

 評価研究部の原と申します。2004年に入局して、総務→認証評価→国際化と、各部署を転々として働いております。
 さて、新設された国際企画室に異動して、早5年。このブックレビューを書くにあたり、自分の業務の振り返りも兼ねて、『大学評価の国際化』(財団法人大学基準協会企画・編集)(エイデル研究所、2003年)という本を選びました。

 こちらは、内定通知を受け取った後しばらくして大学基準協会から送付

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JUAA職員によるブックレビュー#19

JUAA職員によるブックレビュー#19

 評価事業部評価第1課の串田と申します。主に大学評価に係る業務を担当しています。

 本協会の大学評価では、毎年9月から10月にかけて、評価申請大学を対象とした実地調査を2日間かけて行います。現在このシーズンが佳境を迎えています。
 実地調査では、評価の正確性や妥当性を高めるために、大学関係者と評価者の面談等を通じて、必要な情報や資料を収集していきます。そのなかでは、人と人の対話において相手から何

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JUAA職員によるブックレビュー#18

JUAA職員によるブックレビュー#18

 こんにちは。評価研究部国際企画室の伴野と申します。
 大学基準協会に入局して12年目となりますが、大学及び大学院では心理学を専攻し、実験とレポートをこなす日々を送ってきました。

 今回は、論文執筆のために専門書を読むという生活を送っていた学生時代、このような本に出会えていたら、また違った考え方ができたのでは、と思わされた一冊をご紹介します。

 著者の苫野氏は兵庫県出身の哲学者・教育学者で、熊

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JUAA職員によるブックレビュー#17

JUAA職員によるブックレビュー#17

 評価研究部企画・調査研究課の加藤と申します。各種事業の企画や調査研究事業を担当しています。
 今回私がご紹介する本はこちらです。

 長年、我が国においては、大学の教育改革に関する議論がなされ、「2040 年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」(平成30年11月26日中央教育審議会)においても、「真に教育の質の充実を図るためには、教員が教育者としての責任をこれまで以上に自覚し、自己の教授

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JUAA職員によるブックレビュー#16

JUAA職員によるブックレビュー#16

 評価研究部企画・調査研究課の大島と申します。入職後4年間、評価事業部で大学評価に従事したのち、現在は評価研究部にてスタディー・プログラム等のイベントの企画を担当しております。

 今回私がご紹介する本はこちらです。

 本書は3人の著者による共著で、それぞれ教育学の研究者、プロのスポーツ選手となっており、教育学の観点から見たアメリカ合衆国の大学スポーツの問題を、具体的なエピソード、実感をもって提

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JUAA職員によるブックレビュー#15

JUAA職員によるブックレビュー#15

 評価事業部評価第1課の佐藤(圭)です。主に大学と短期大学の認証評価に係る業務に従事しています。

 私には子どもがおり、小学校入学も視野に入ってきました。そんななか、高等教育のみならず初等・中等教育に関する多角的な視座からの論考を収めたこの本を手に取りました。

 本書の編著者は、膨大なデータの分析を通じて日本が「凡庸な教育格差社会」であることを論証した『教育格差:階層・地域・学歴』(ちくま新書

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JUAA職員によるブックレビュー#14

JUAA職員によるブックレビュー#14

 こんにちは。評価事業部評価第2課の山越と申します。
 今回このブックレビューを行うにあたり、私が選んだ本はこちらです。

 入職してはや7年目を迎え、これまで機関別認証評価のほか経営系専門職大学院認証評価、獣医学教育評価に関する業務に取り組むなかで、評価者や申請大学の教職員の方々から大学教育について多くのことを学ぶ機会をいただいてきました。大学時代には日本文学や日本文化を学んでいたこともあり、今

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JUAA職員によるブックレビュー#13

JUAA職員によるブックレビュー#13

 評価事業部評価第2課の三澤と申します。

 現在、経営系・公衆衛生系・デジタルコンテンツ系専門職大学院の認証評価を担当しております。以前は、機関別評価業務に携わっておりました。今回私がご紹介する本はこちらです。

 著者の岩井洋氏は、2012年から5年間帝塚山大学の学長をお務めになった方で、現在は同大学文学部教授、学長補佐になられています。
 「大学改革」「大学論」を扱う著書は世間に多くあります

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JUAA職員によるブックレビュー#12

JUAA職員によるブックレビュー#12

 こんにちは。評価事業部の松原と申します。所属する第2課では、9つの分野の専門職大学院認証評価、獣医学及び歯学分野の分野別評価を実施しており、その中で主に公共政策系専門職大学院を担当して2年目になります。
 「公共政策」というと、政治家や官僚などの「一部の人だけが関係するもの」とイメージしがちですが、この分野での評価に携わってみて、私たちが「市井のふつうの大人」として生きていくうえで非常に身近な分

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JUAA職員によるブックレビュー#11

JUAA職員によるブックレビュー#11

 第11回ブックレビューを担当いたします原田と申します。本年度より大学基準協会に入局しました。評価事業部 評価第1課に所属しており、普段は大学評価に関する業務を行っております。

 さて、コロナ禍にある現在、大学教育において最もホットなワードのひとつとして、「オンライン授業」が挙げられるかと思います。私はおそらくこの年齢としてはパソコンやインターネットと触れ合いはじめたのが早い方で、ダイヤルアップ

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JUAA職員によるブックレビュー#10

JUAA職員によるブックレビュー#10

 はじめまして。
 評価事業部 評価第1課の高橋と申します。
 機関別認証評価、いわゆる大学や短期大学などの評価に関する業務を行っています。

 業務を行っていると、大学などが学生に対し、さまざまな能力や経験を得る機会を日々提供していることを感じます。
 今回は、その「能力」という観点から、こちらの本をご紹介いたします。

 著者は帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)氏です。多数の文学賞を受賞している小

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JUAA職員によるブックレビュー#9

JUAA職員によるブックレビュー#9

 ブックレビュー9回目は、評価研究部の田代がお届けします。
 大学設置基準が大綱化された2年後の1993年に、大学基準協会に入局しました。
 当協会が市ヶ谷防衛省正門前に所在していたことを知っている数少ない1人です。

 さて、苅谷先生は今や国際的に活躍する教育学者ですが、1994~1995年には当協会の広報委員会委員を務めていただいていました。
 本書は、いわゆる「ゆとり教育」政策を批判する書籍

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JUAA職員によるブックレビュー#8

JUAA職員によるブックレビュー#8

 総務部総務課の馬場と申します。十年前に異業種から本協会に転職してきましたが、仕事内容は変わらず管理部門一筋で、大学業界については未だに分からないことも多い。そんな本協会のキャラクテールを自認する私は、これまでとは少し趣向を変え、フィクション(小説)をご紹介したいと思います。

 もはやタイトルからしてやられた感のある本作の主人公は、京都のとある大学の3年生で、今風にいうところの「非リア」です。

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JUAA職員によるブックレビュー#7

JUAA職員によるブックレビュー#7

 今回のブックレビューを担当する総務部総務課の椹木と申します。いわゆる「管理部門」の役割を担う総務部で、人事業務など法人運営に関わる業務を行っています。

 さて、この業界で働いていると、様々なシチュエーションで「大学のあり方」について考えさせられますが、今回は採用業務を担当する人事担当者としての視点から、こちらの本を紹介したいと思います。

 著者は社会心理学者の加藤諦三氏。長寿ラジオ番組『テレ

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