『大学授業で対話はどこまで可能か: 「21世紀の教養教育」を求めて 』【ブックレビュー#44】
こんにちは。評価研究部の原です。今回のブックレビューでは、今年9月に本協会が開催したスタディ・プログラム(正会員対象)で講師を務められた澁川幸加先生(中央大学)が参加者にお勧めされていた一冊を取り上げます。大学での授業が現在どのように行われているのかという純粋な興味から、読んでみることにしました。
はじめに 本書は、京都産業大学のキャリア教育科目「キャリア・Re-デザイン」の授業実践が紹介されたものです。この科目の受講対象者は、「低単位学生」と呼ばれる学生たちです。本書は